大山祇神社は、約2600年前、神武天皇東征に先駆けて、祭神大山積大神(おおやまづみのおおかみ)の子孫小千命(おちのみこと)が四国に渡り、瀬戸内海の治安を司っていたとき、芸予海峡の要衡である御島(大三島)を神地と定め鎮祭したことにはじまると伝えられています。
本殿には神宝の「鏡」と「矛」が秘蔵され、境内中央には樹齢約2,600年の神木である大楠が鎮座している。また、三島水軍に篤く信奉され、多くの甲冑が奉納されてきた。全国の国宝・重文の甲冑の実に8割が保管されています。
近代においても日本の初代総理大臣の伊藤博文、旧帝国海軍連合艦隊司令長官・山本五十六をはじめ、現在でも海上自衛隊、海上保安庁の幹部などが参拝しています。
本殿
本殿は「宝殿」ともいわれ、三間社流造で神社建築史上流造りとしては日本の代表作といわれています。
元亨2年(1322年)兵火にかかり、応永34年(1427年)に再建と言われており、鎌倉時代から100年の歳月をかけて造営されたことが古文書等より明らかにされています。
蟇股、手挾、脇障子、欄間、懸魚等の変化に富んだ装飾技法が駆使され剛健な中にも繊細な技法が施され、神社建築の中でも出色のものです。
拝殿
拝殿は切妻素木造、屋根は桧皮葦、正面中央一間に向唐破付向拝を持っています。
本殿と同じく天授4年、今から五百数十年の昔に再建され、国指定の重要文化財となっています。
楠
大山祇神社の楠群は、日本最古の原始林社叢の楠群として、昭和26年に国の天然記念物に指定されています。
境内中央の小千命(おちのみこと)御手植の大楠(根周20m、高さ15.6m、目通し11m)は、樹齢約2,600年といわれ、大山祇神社の歴史と神秘を感じさせます。
このほか河野通有兜掛けの楠、能因法師雨乞の楠、伊藤博文記念樹等、大小200本余りの楠があります。
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